「中国も米国に対抗してブラックリストを作ると言っていますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。『外国企業が中国の法律を違反すればブラックリストに』というニュースを読んだことがあります。」

「ブラックリストに載った企業は、どうなるのですか」と町会長。

「中国は、中国国内における輸出入と投資活動をすべて禁止する方針だそうです。」

「しかし、ブラックリスト自体は公表されていないようですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ご存知のように、中国市場は規制が多く、政治的な意図で特定企業に対してデモを引き起こして圧力をかけたりします。」

「2012年の日本政府による尖閣諸島の国有化に抗議する中国の反日デモが、北京、重慶などの主要な都市で発生しましたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。中国はブラックリストがなくても、外国の企業に圧力がかけられます。中国は、ブラックリストで米国とやりあうメリットがありません。」

「なるほど。米国は、反対に、ブラックリストで中国とやり合うことを望んでいるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。米国市場は中国市場よりはるかに開放されていますから、ブラックリストを強化して、中国の主要な企業を締め付けるのは基本的な戦略だと思います。」

「米国市場は中国市場よりはるかに開放されているということが、米国の強みになっているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。そういう意味では、ドルが基軸通貨であることが米国の最大の強みになっています。」

「『基軸通貨』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『国際通貨』に、『国際為替市場で中心に扱われる通貨のことを基軸通貨と言う』という説明があります。」

「ドルが基軸通貨だと、どういう強みがあるのですか」と町会長。

「外貨準備を米国の国債という形で保有する国が多いので、米国政府は資金の調達が容易になります。」

「『外貨準備』と言いますと?」と町会長。

「ウィキペディアの『国際通貨』に、『外貨準備とは、中央銀行あるいは中央政府等の金融当局が外貨を保有すること・・・金融当局は、対外債務(外国に対する借金)の返済、輸入代金の決済のほか、自国通貨の為替レートの急変動を防ぎ貿易等の国際取引を円滑にするために、外貨準備を行なう』という説明があります。」

「外貨準備を基軸通貨でしなければならないという国際的な規約があるのでしょうか」と町会長。

「そういう規約はありませんし、ドルを基軸通貨とするという国際的な規約もありません。」

「金融当局が基軸通貨で外貨準備を持っていると、対外債務の返済、輸入代金の決済や、自国通貨の為替レートの急変動を防ぐのに便利だということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/12/8

<パナソニック乾燥機NH-D502P後記19>
タコ糸とロープの結び目が南東に走る隅棟(すみむね)を乗り越えると、後は簡単だった。タコ糸を引っ張るとロープを手元に手繰り寄せることができた。

次のステップは、手繰り寄せたロープを玄関の西側に生えている椿の木の根本にくくりつけることだった。先程使った竹竿でロープが玄関の屋根を乗り越えるようにして、ロープの先を椿の根本にくくりつけた。下から見ると、ロープは2階の屋根から降りてきた雨樋のところで西に向かって折れ曲がって玄関の屋根を超えるような配置になっていた。

このままでは、屋根の上の作業に役立たないので、2メートルほどの長さのロープを、設置したロープの雨樋の少し東側に、くくりつける予定だった。屋根に登るとめまいがするので、雪止めに手をかけて屋根に登り、雨樋まで這い登った。そして、慎重に2メートルロープを裏屋根から椿の根本につながるロープに固定した。

2メートルロープを片手で持って身体を支えながら、屋根を降りるのは簡単だった。屋根からはしごに足をかける時の恐怖感も薄らいだ。このロープが1本あれば、片手は塞がるが屋根の谷にモルタルを塗ることはできると思った。両手がどうしても必要ならベルトにくくりつけてもいいと思った。<続く>

2023/11/21